古仁屋豊年祭・敬老会 

2012年11月07日 | 関連する集落:古仁屋
10月28日(日)、瀬戸内町のせとうち海の駅横・緑地公園で
「古仁屋豊年祭ならびに敬老会」が開催されました。

当日は、同時に海の駅で「クロマグロのまち! 瀬戸内町 第1回 食の祭典」が開催されたのもあり、
周辺は大変な賑わいとなっていましたね!


さて、古仁屋の豊年祭・敬老会は、
古仁屋青年団によって運営されています。

古仁屋青年団は、その年に25歳になる男女が中心となり、毎年メンバーが入れ替わる団体です。

青年団は毎年、祭りに向けて、
OBやOGの協力のもと一年をかけて準備していきます。

当日は、司会にOB、踊りにはOGも参加されていました。先輩から後輩へ、代々引き継がれていますね。

最初は、力士による振り出しからです。
団長がホラガイを吹きながら、力士が土俵入りして、中央の盛ってある砂を広げます。
広げた後はしっかりと地を踏みこみながら、こぶしを突き上げていました。
 
 




振り出しが終わると豊年祭の始まりです。

開会式の挨拶がひと通り終わると、力飯が入って来ました。


力飯は竹製のカゴに入れられ、ハイビスカスで飾られています。
これまで幾つかの豊年祭を見てきましたが、
力飯をハイビスカスで飾る所が多いようですね。

力飯が配られると、女性陣による踊りがいくつもおこなわれ、
踊りの最後には力士も混ざって、六調で締められました。

 
 
 
 
 





余興などが終わると、
小学生相撲、赤ちゃんの土俵入り、青年団相撲甚句、
一般の相撲と相撲関係が続きました。
 
 




古仁屋の青年団による相撲甚句も見もので、
10分近く土俵の中を回りながら歌い続けます。





夕方には無事すべての行事が終わり、
最後に浴衣の子供たちと一緒に八月踊りで締められました。
 
 
 
 



多少雨がぱらつくこともありましたが、
無事すべての行事が終わったのでよかったですね。


私は島外(石川県)出身ですが、
10年前にたまたま同じ年の友人(島では同窓という)に誘われ、古仁屋青年団に入り手伝いました。

相撲や踊り、島の飲みなど初めての事ばかりで楽しんだのを覚えています。

また準備などを通して、同窓の友人が一気に増えました。
そのおかげで今でも同窓チームで舟漕ぎをしたり飲んだりしています。

こういった地域行事から横のつながりが生まれ、生活に広がりができるのっていいですよ!
今後も若い人の手で、無くなることなく継続していければいいですね。



現場監督 水野





2012.10.28
瀬戸内町 古仁屋


S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 

鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内