戦跡調査「安脚場集落」

2015年03月18日 | 関連する集落:安脚場
10月23日(木)、戦跡調査を行いました。
今回は、『安脚場集落』を調査しました。海上からの戦跡周辺の撮影も実施しました。


加計呂麻島安脚場集落への入口
金子手崎(奥)、待網崎(手前)


金子手崎に近付くと、海上から「海軍防備衛所」が見えました。
現在の安脚場は公園化されていて、見晴らしのよい展望となっています。




安脚場海域
反対側の半島は、灯台がある「待網崎」



「待網崎」

砲台が設置されていましたが、現在は建物などは残っていません。
公園化されていますので、砲台跡まで歩いていけるように整備されています。



「海軍防備衛所」
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以前の記事でもご紹介しましたが、骨組が鉄筋でなく木でできているため、
たいへんもろい状態となっています。



「金子手崎」より「皆津崎」方面をのぞむ


大島海峡の東側海域では、
「待網崎」「金子手崎」「皆津崎」の3カ所に様々な砲台が設けられ守られていました。


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9月19日(金)ダイビングガイド中に
安脚場海域で銃弾を発見したと加計呂麻島の須崎さんから報告を頂きました。


写真はその時のものを提供していただきました。
この日見たのは、2回目でだいたい同じ場所で見ているので、砂に埋もれているのかも知れないということでした。


銃弾が確認された周辺環境

今回の潜水では、銃弾は確認できませんでした。
月日が経っているとはいえ危険物ですので、
水中で見つけても絶対に触らないようにしてください。
もし見つけた時は、瀬戸内町立図書館・郷土館 担当 鼎(カナエ)までご連絡ください。



今回の水中調査は、埋蔵文化財の調査の一環で調査を行いました。
もう少しデータが揃いましたら、こちらもご紹介したいと思います。


2014.10.23
加計呂麻島安脚場