与路島のサガリバナ

2012年07月25日 | 関連する集落:与路
瀬戸内町の与路島(よろじま)へウミガメ調査に行った
S.B.I の現場監督Mから、
サガリバナの写真が届きました。


7月22日(日)のサガリバナ


奄美大島以南の南西諸島に自生するサガリバナ。
マングローブの後背地や湿地帯に多く生育する植物です。

夜の間に、
なんとも芳しい香りを放ちながら咲いて、
朝には散ってしまう儚い花。


与路島には何カ所か群生しているところがありますが、
地元の方にお話を伺うと、
昔はもっとたくさんサガリバナがあったとか。

以前は稲作が盛んで、
田んぼの境界にたくさん植えられていたそうです。

何年か前に、
夜の与路島へサガリバナを見に行ったことがありましたが、
暗闇の中、ふわふわと咲く姿は
とても幻想的でした。

また、早朝に
うす桃色の花びらがあたり一面に散り
敷き詰められた姿も、なんとも言えない美しさです。

8月ぐらいまでが見頃でしょうか。

与路島は、国土交通省の島の宝百景「涼を呼ぶサンゴの石垣」が選ばれたところ。

この夏、
サガリバナの夜の開花から、
朝散るまでを見に
泊りがけで与路島へ遊びに行くのもおすすめです。




2012.07.22

瀬戸内町 与路島 与路



S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)