手安てあん

大島海峡の中央付近、奄美大島側に位置しています。南部大島自動車学校のある敷地は、
奄美大島要塞の弾薬庫があり、自由に見学することが出来ます。また、集落内にはグンギンや神社があります。
文化遺産は、弾薬庫跡やグンギンなどがあります。

【信仰】
集落内に権現様が4か所あります。この権現様は氏神でもあり船の恵比寿様でもある神様です。旧暦9月9日には都会に出ている家族の無病息災の祈願にを行う年中行事があります。子供の数だけ線香を供えて祈願するという風習があります。9月9日の行事の前日の午後に権現様の清掃をおこなう。この権現様の事をテイラとよびます。ヤニョと呼ばれる場所にはアモロゴー(天女の川)という川がありそこでアモロマンジョ(天女)が浴びていたという伝承も残っています。手安集落には、大正の終わりごろまではトネヤとアシャゲがありました。公民館のある場所を御殿(ウドン)と呼び、ミャー(集落の祭りを行う広場)には立派なイビガナシが祀られています。

【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P30,31
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