須山聡教授と、ゼミの学生のみなさんが、
瀬戸内町へ「油そうめん」の調査にいらっしゃいました。
※油そうめん→基本的なレシピはこちらをご覧ください(奄美パーク 奄美の郷土料理より)。
須山ゼミはここ10年近く、奄美大島で調査実習をしているそう。
今年は総勢19名で来島。
「地域文化調査法」の授業のなかで、
野外実習の一環としての活動です。
テーマは、市街地活性化、Iターン、買い物行動、ケンムン、油そうめんの5つと、
シマッチュでも気になるものばかり。
そのなかで学生さん3名が油そうめんを求めて瀬戸内町へ。
奄美大島本島側、加計呂麻島に分かれ、
われわれS.B.Iも調査に同行させていただきました。
まずは、主婦が集まるだろうと
「阿木名(あぎな)ふれあい市」へ。
こちらは、産直の新鮮野菜が並ぶ人気のお店。
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10時過ぎて行ったところ、時すでに遅し・・・。
買い物のピークは過ぎていたようで
「これでも野菜もだいぶ減ってしまってるのよー」と。
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ということで、店番の女性と
なんとなく毎日お店をのぞくという男性お二人に油そうめん調査開始!
駒沢大学 須山ゼミ3年生大野くん(写真左から2番目)が質問を進めていきます。
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質問内容は
・油そうめんを家で調理する頻度、食卓に並ぶ頻度はどれくらいですか?
・家庭の中で、油そうめんがもっとも好きな人は誰ですか?
・油そうめんはどのようなときに作りますか?
・儀礼や行事の際に、油そうめんを特別な行事食として作りますか?
・あなたの家での油そうめんの作り方を教えてください。
・作り方は誰から教えてもらいましたか? 調味料は? アレンジは?
などなど、油そうめんにまつわるいろいろなことを
詳細に聞き取りしていきます。
大野くんは、新潟県出身で奄美大島は初めて。
シマッチュにとっては当たり前のことも、
彼にとっては不思議なことや、新鮮なものばかりで
質問があふれでていました。
お二人も話していくうちに
小さな頃の話や、油そうめんにまつわる
さまざまなことを思い出したようで話はつきません。
お二人ともダシはイリコを使い、
具は冷蔵庫にあるものなんでも使うとのこと。
面白かったのは、
・昔は、そうめんは木箱に入ってるものを箱買いしていた
・モヤシを入れるとパサパサにならずにいい
・お盆の時には油そうめんをお供えする
・安いそうめんほど、湯がく時間を短くする
調査が無事に終わり、ハイ、記念撮影!
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この調査は、
来年1月末ぐらいにまとめられ、
冊子が協力機関などに配られるそうです。
奄美大島北部でも調査されているので、
どんな違いなどが出るか結果が楽しみ。
大学のゼミで調査の対象となる、油そうめん。
島ならではの食の宝なんですね。
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おまけ。
ふれあい市で売っていた人気のおかし。
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イリコ、レーズン、ごま、ピーナッツ、カキの種と、
組み合わせがユニークなのに美味しかったです。
2012.06.27
瀬戸内町 阿木名
S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)