薩川さつかわ

大島海峡の西側、加計呂麻島側薩川湾に位置しています。トネヤや力石など、民俗的な文化遺産が多く残っています。
また、薩川小学校には、旧奉安殿が残されており、ドラマの撮影にも使われました。
文化遺産は、トネヤや旧奉安殿などがあります。

【信仰】
カミヤマはウボツとかウボツデイラなどと呼ばれています。薩川集落では、ウボツにいるカミサマガ二月のカミムカエ(神迎え)に村に降りてきて,10月のカミウホリ(神送り)まで集落のトネヤに滞在すると信じられています。
ウボツにいる神様は「ウフギミサマ」とも呼ばれています。集落の神事は記録によると昭和50年頃まではすべてトネヤで行われていました。
ノロ祭祀はすべて集落のアタリと呼ばれる役職の指示で行われます。
伝承として、ウボツには洞穴がありかなり深いと言われています。この洞穴には金の皿と刀や頭蓋骨が祀られているという話も伝わっています。

【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P56,57
 
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