野見山のみやま

加計呂麻島の東側、請島側に位置し、集落の中心は海岸線から離れた山際にあります。小さな集落の中に三件の黒糖工場があり、黒糖作りに適した土地で有ることがわかります。ここには、昔の倉庫である高倉が一棟残っています。
文化遺産は、黒糖工場や高倉などがあります。

【信仰】
この集落ではカミヤマが山の峰から海の近くまでせり出してきて、集落を二分しているという特徴があります。集落は,カミヤマを中心に西側をウエンサト(上里)、東側をフルサト(古里)と呼んでいます。集落西側のウエンサト(上里)には,ミャー(集落の祭りを行う広場)とアシャゲと呼ばれる建物があり公民館として併用されています。集落のトネヤはなく,ノロ祭祀も今では継承されていません。また,共同水汲場の名残としてキンギョーとヒギョーと呼ばれる場所があります。

【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P102,103
写真をクリックすると拡大し、拡大された写真をクリックすると次の写真をみることができます。

関連するブログ記事