「ゆめ探検隊」が開催されました。
これは小中学生を対象にした
奄美の海山自然調査体験プログラム。
第2回目のテーマは、
「自然をいかした道具をつくってみよう!」。
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シマの人たちが昔から使ってきた
竹製の背負かご「ティル」。
畑で収穫した作物を入れたり、
さまざざまなものを運ぶ用途として
昔から奄美の暮らしにかかせないものです。
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地域によってティルの形状などに違いがあり、
畑で使うものを「ティル」、
海などで使う小型の竹かごを「イベラク」と使い分けて呼ぶ地域もあるようです。
今回は、指導者に民具工芸作家の永田明正さんをむかえ、
大人たちはイベラク作り。
子どもたちは、紙製のエコクラフトテープを使って
同じようにイベラクづくりに挑戦!
まずは子どもたちの様子を紹介します。
開会式。
夏休みに入り、工作にもぴったりと大人気。
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瀬戸内町立郷土館の学芸員から
奄美でどんなふうに民具「ティル」が使われてきたか、
その役割などについて話を聞きました。
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それでは、さっそく作業に入ります。
こちら男子チーム。
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女子チーム。
男子と流れる空気、作業スピードがぜんぜん違って面白かったです・・。
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高さ12cmほどのかごを作っていきます。
ちょっと複雑で、かご作りで重要な部分の底からスタート。
好きな色のテープを選んでるので、
子どもたちの色彩感覚も楽しみです。
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友だち同士で教え合ったりしながら。
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職場体験に来ている古仁屋高校の生徒さんも
作るのを手伝ってくれました。
カワイイお姉さん、男の子に大人気!
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さすが中学生は、説明書を見るだけで
どんどん自分で作ってました。
なかなか底の部分ができず騒いでいた男の子も
形が見えてくれると集中していきます。
こちらが想像しないような、まったく別物を生み出す子もいます・・。
女の子はたんたんと。
高学年になると、テープを細くさいて手の込んだものを作りだしました。
これにはビックリ!
ピシっとなるようにチェックしながら。
作るのが面白くて、
教えていたはずが友だちのぶんまでどんどん作っちゃったりする子も。
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ボーイズ、みんなで最後の仕上げ。
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できましたー!!
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「すげぇー! かごの色が今日の服の色と全部いっしょだ!!」
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姉妹で参加。6年生のお姉ちゃんは複雑なものを作ってました。
美しいですね!
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認定書ももらったよ。
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子どもたちが作った小型のかごは
まず底の部分が大人でも???となるような複雑な構造。
最後まで集中力が持つかなと心配でしたが
約2時間半、なんとかみんな協力しながらがんばって作り上げました。
みんな思った以上の仕上がりに大喜び。
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島でも、瀬戸内町の中心部に住んでいる子どもたちは
ティルを実際に使っているところを見たことないかもしれません。
今回の体験で
奄美の昔ながらの民具に興味を持つキッカケになればいいなと思います。
次にティルを見た時は
その構造や昔の人の知恵に思いをめぐらせ、
感動してくれるのではないでしょうか。
※「ゆめ探検隊」は、
子ども夢基金の助成を受けて実施している活動です。
2012.07.24
瀬戸内町 古仁屋
S.B.I (瀬戸内町文化遺産活用実行委員会)