ミニャクチ
旧暦6月~7月のツチノエの日に行われる行事です。ノロ神の年中行事としても重要 
 ですが、農業・漁業とも関連のある行事です。
 漁業に関連する行事の内容としては,ミニャクチの日に集落で男女に分かれて綱引き
 をします。女性側が勝つと来年は豊作であると言われています。
 綱引きの途中でノロ神が3回綱を切る行為をします。この縄を切るという行為は縄の呪
 力を認めてその再生を祈る事で豊作を期待していると考えられています。
 また,綱引きで使われる縄は龍の化身として考えられていて、海の幸を招く儀礼です。
 (瀬戸内町誌・民俗編)